※愛は送料無料♪〜Beautiful Love編〜

蓮井サンはそんな自分を
笑っている自分を好きだって言ってくれて
ありがとうってあたしに言ってくれた。



蓮井サンの笑顔の裏に
そんな哀しい過去があったなんて知らなかった。



「あたし…そんなこと何にも知らないで蓮井サンのこと…」



ただただ蓮井サンの眩しい笑顔が好きで。



たとえ営業スマイルでも
あたしだけじゃない
ほかのお客さんに向けられている笑顔でも…



あたしは蓮井サンの笑顔が好きだった。





大好きだった。





知らずに頬を伝っていた涙に
ふと蓮井サンのカサカサした親指が触れる。



涙を拭ってもらうと
乾燥していたせいかちょっと痛かった。



でも嬉しい。



「へへっ…」



頑張って涙をこらえて
蓮井サンに笑顔を向けると
蓮井サンはいつの間にか帽子を被っていた。





それも《すまいる急便》の。





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