青瓶奇譚
不幸の数量



青い瓶の中は



あとどれくらい



残っているのだろう




ぼくは気になって



部屋の明かりに



ボトルを透かしてみた



中身は



あと3分の1も



残っていなかった



それでもぼくは



また中の液体を



グラスに注ぎ



ゆっくりと



飲み干した



自分の悲しさついて



噛み締めるように



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