大切なもの
それから
美咲とはいつも通りに話している。


純君とも
なんの進展もなく、

いつものように、
メールのやり取りをしていた。


【純君って、彼女いるの?】

勇気を出して聞いてみる。

【今はいなーい!】


【今は?じゃあ元彼は?】


【いるよ。】


えっ??

女子とはあまり話さない純君。
純君に付き合っていた人がいたなんて・・・。


【そうなんだ!ぢゃあね★】

平然を振る舞う私。


メールでは相手の顔は見えない。

私が泣いていても、
元気だよ★と書けば、
相手にはばれることはない。
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