冬物語




【ばいばい】


あたしはそれを三人に見せてからノートをかばんにしまい、歩き出した。





「ちょっ待てよ!本当にいいのか?!レイに言わなくていいのかよ?!」



あたしは振り返って、その質問にあたしは微笑んだ。





「なんでお前全部抱え込もうとすんだよ?!」




・・・・。




「俺らずっと友達だからな?なんかあったら俺らに言えばいい。」


「そうだぜ。・・・今お前、良い噂聞かねぇから・・」


あたしはその言葉に、フッと笑った。




その噂を耳にしているのに、あたしとこんなとこまで一緒に歩いてくれたんだね。





あたしは笑って、手を振った。




そして久しぶりに口を動かした。






[ありがとう]






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