15歳の母

ねえ?神様、なぜ
私にこんな残酷な
人生を導いたの?

って私は心の中で何回も
何回も叫んだ。

言わなかった自分が悪い

そう自分の中で答えが
見つかると私は
これからの長い人生を
歩んでく気にはなれなかった

お母さんが産みたくない
と言う私に、

「父親が逃げてる上に、
アイナまでもが産むの
嫌がってるなんて
お腹の中の子供が可哀相だよ」

お母さんにそう言われた
時私は、自然と泣き出した。

お母さんの言ってる事は
いつも正しい..

誰からも望まれず、
祝福されない子供なんて
居ちゃいけない事を
私は新たにみにしみた

赤ちゃんはお母さんを
選ぶ事は出来ない

お腹の中には小さな
命が今、必死に
心臓を動かせてるのに
それを私は喜んで
あげなきゃならないのに

それが出来ない自分が
凄く惨めで仕方なかった。
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