俺はキミの生徒




朝、暑くて目が覚めた。


目覚めは最悪。

昨日よりダルさがヒートアップ。


困ったもんだな、俺。

昨日の出来事でまた熱上がるって…


着ていたTシャツが汗でグシャグシャになっていた。

着替えるために渋々、起き上がる。



『はぁ…』

着替えるだけで溜め息。


起きたついでだ。

トイレにも行っておこう。


あ、休むって学校に連絡しなくちゃ。


ダルい、ダルい、と思う中も頭はちゃんと機能してるようで。


俺、すごい。

なんて自惚れてみる。


寝室の扉を開け、机の上の物が目に入る。




「おはよう。

カラダ…大丈夫?
昨日はありがとね。ホントに感謝してる。

冷蔵庫に飲み物とか栄養剤入れておいたよ。

お大事に。


木下柚子」








< 99 / 306 >

この作品をシェア

pagetop