それは運命だから・・・
「なんだこりゃー!?」

 俺の胸元にくっきりと薔薇のあとが付いていた。
正直いって気味悪い。・・・まぁしょうがないか・・・

「ローゼン結成ですね!」
「おぉー!」

 ・・・プルルルルルル・・・・
「・・・あ電話・・ちょっと待ってろ」

「・・はいもしもし・・・」
「秋原中学校ですが、麻葉くん?」
「・・・あはい・・・(あ・・学校の事わすれてた・・・)」
「体調悪いの?大丈夫?」
「あ・・はい」
 一人暮らしの俺を、心配しているのは俺の担任のユウコ先生だ。
「今日は学校休みます」
「お大事に」
 あいつらがやってきたせいで、波乱万丈が予想される・・・。

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