ぎゅっとして
「あ、優衣ちゃん」


名前を呼ばれ、振り向くとそこには最近良く同じ講義に出てる藤村健がいた。


一緒にいるのは派手な感じの女の子3人。


見るたびに違う女の子を連れ歩いてる男で、あたしはあまりこの男を好きではなかった。


「ねえ、一緒にお昼食べない?」


近寄ってきて、肩に触れるその手の感触にぞっとする。


「ごめん、あたし用事があるから・・・・・」


「そっか。じゃ、今度は一緒にね」


にやりと笑うその笑顔が、あたしは鳥肌が立つほど嫌なんだけど・・・・・


周りにいた女の子たちがあたしを睨む。


なぜか人気がある藤村。


どこがいいんだか、あたしにはさっぱりわからなかった・・・・・。

 
 
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