メイドなあたしとイジワルご主人様。

決壊

と、その前にあたしは思い出した。


そろそろ劇の準備に入らなくちゃ。

「ねぇ、聖斗。あたし、クラス発表で劇やるの。」


そう言うと、興味なさそうにふーん。といわれた。

やっぱりむかつく。


「それで、準備に行くんだけど、いい?」

そう言うと、そっぽを向かれて頷かれた。


その視線の先にいたのは腕を組んで歩く美紗と裕介だった。

デレデレしちゃって。後で根性たたきなおしてやる。
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