Office Love 〜社長と私〜
「ばーか。何もしねーよ。」
そう言って、身体を私から離しソファーに置いてある上着に手を伸ばした。
・・・は?
ぽかんと驚いた顔をしてしまった。
我ながらアホだ。
「なに?期待した?」
「す、するわけないです!」
必死の弁解も、さっきまでの事で赤くなった顔では説得力が無くなる。
「安心しろ。Bには興味がないんだよ。」
B??
私、A型ですが・・・?
「意外に小さいな。胸。」
なっ?!!
あぁ!!さっきの!!
さっき胸に手をあてられたことを思い出す。
よ、よくも・・・!
人が気にしてる事を!!
び、Bの何が悪いのよ!!
「俺はもう行く。少ししたらお前も仕事場に戻れ。」
相変わらず身勝手すぎる社長は、そう言い残し社長室をでていった。