Office Love 〜社長と私〜
――コンコン
その時、丁度扉を叩く音が聞こえた。
「・・・っち。何だ?」
社長は舌打ちをし、顔を歪ませながら扉の向こう側に声をかけた。
「社長、お客様がおみえになられました。」
「あぁ。例のプランのか。ちょっと待ってろ。」
「はい。」
助かったぁ・・・。
このまま、仕事に向かってくれれば・・・。
「んっ・・・?!」
いつの間にか、社長の顔は私の首の所まで来ていて首にキスを落としている。
「何・・・やって・・・っ」
出来るだけ、外に聞こえないように小さな声をだした。
「声出すなよ。バレるから。」
にやっと不適な笑みを漏らした後、胸に手を当てられた。
「〜〜!!」
「速くなってるけど?」
くすっと余裕な笑みを浮かべる社長。
な、殴ってやりたい・・・!!