空の少女と海の少年


『襲うなよ。』

「……さあね。」


蓮は悪戯な笑みを浮かべながら
部屋を出て行った


『……阿呆か。』


蓮が出て行った扉を見ていたが
真剣な表情になると
静かに目を閉じた


『世界を救う者……空と海か。私はあの少女達に殺されるのか。それとも……。』


そう呟いて目を開けた
魔神様の顔は悲しみに満ちていた


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