空の少女と海の少年


「なんか恥ずかしい〜…。」

「まったく〜羨ましいぞっ!幸せうちにも分けてよねっ!」

「「分けろーっ!」」


奈央と玲と蘭は料理を
パクパクと食べながら話しまくり
春は真っ赤になりながら
林檎ジュースを飲んでいる

賑やかな店内の雰囲気に笑いながら
カウンターでは奈々と由紀と優の
3人がマスターと話していた


「色々あったけど2人がくっ付いてよかったわ。」

「まあ、ここからですね。」

「蓮が黙ってる訳ないからね。」


冷静に今後について
話し合っている3人を見て
マスターは小さく笑った


「どうしましたマスター?」

「いえ……皆さんは大人ですね。」

「私まだ16なのに……。」


由紀の呟きに3人は笑った

賑やかなパーティーは
夜遅くまで続いた

生徒や管理人達は
いつもは静かな15階が
騒がしくて何があったのか
気になって眠れなかったとか


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