空の少女と海の少年

◇盛り上がれっ体育祭!



──翌朝
4人はいつものように
朝食を食べていた


「……ん?ユラ。」


海斗が言うとユラが現れた
手には4枚の地図を持っている


『春様、海斗様、奈々、おはようございます。第一試練の種目が決まりました。』

「……俺は挨拶なし?」


陸をシカトしながら
ユラは4人に地図を渡した
それはどこかの島のようだった


『第一試練は¨宝探し¨です。その島に我々が宝を隠すので、制限時間内に探し出したらクリアです。』

「ふ〜ん。楽しそうだねっ!」


春はニコニコしながら
サンドイッチを頬張った

奈々は少し考えてユラに質問した


「……制限時間は?」

『2日です。』

「「「「……長っ!!」」」」


4人が見事にハモると
ユラは呑気に拍手した


「食料は……寝るとこは……?」

『それも試練です。では、失礼します……あ、海斗様と春様は早めに全員の神と契約を済ませて下さいね。』


笑顔でそう言うと
海斗のピアスに触れて
楽園に帰っていった

残された4人は顔を
見合わせて溜め息をついた


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