空の少女と海の少年


「……陸っ!奈々っ!」

「うおっ!なんだよ楠木〜……離れてくれ!氷の彫刻にされる!」


隣から凄まじい冷気が
放たれている事に気付いた陸は
春を離して海斗に渡した

春はハッとすると周りを
見渡して何かを考え始めた

夢と現実がごちゃ混ぜに
なっていたらしい

頭の整理が終わったのか
海斗を見上げると固まった


「ちっ近いっ!ごごごめん海斗!」

「いや、離れなくていいから。つーか離れるな。」


ぎゅっと抱き締めると
春は真っ赤になりながら
何やらもごもご言っている

怒りに身を震わせるサラを宥めているセラ
深く溜め息をつくユラ
「俺もー!」とか言って奈々に抱き付く陸
を微笑みながら重力で潰す奈々


戦いのあとの平和な時間

しかし、それはすぐに
終わりを告げた

異変に気付いた
サラ、セラ、ユラは
すぐに結界を張った


『伏せろ!』

ドオォォォォン!!


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