空の少女と海の少年


どんな凄い契約が始まるんだろう

魔法陣がばーんって出て
きらーんって光って
ぼーんって爆発するのかなっ?


春と陸は変な妄想をしながら
目をキラキラさせて2人を見つめる

サラは相変わらずニヤニヤしていた


「………。」


海斗は焦っていた


契約の内容は分かった
……けどこれを本当に
本当にやるのか?


『海斗様。早くお願いします。』


ユラが言うと海斗は
深い溜め息をついて契約を始めた


『──氷の神ユラ。我は海の力持つ者。……我に力を与えたまえ。』

『御意。』


おおっ契約っぽい!
と3人が感激する中
サラは口を押さえながら
肩を震わせて笑いを堪えた


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