クローバー
この戦争も、王が女神の力を欲した為に起きた。女神の力さえあればこの国は他の国にも負けない。それほど女神の力は絶大なのだ。だが、こんな戦争を起こしては意味がない。
「彼女はこれからも騎士隊に狙われます。フタバの力は世界にとって大切な力です。だからどうか…彼女を守って下さい。セイにしか頼めないんです」
「私に…女神を…」
世界の神の力を持つ者を、たかが一隊長が守れるのか。ましてや相手は騎士隊の敵である魔女。守るとなったら、味方を裏切る事となる。
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