あの晴れ空を見上げれば
■一章■天界での出来事~もしくは運命の歯車が狂った瞬間~
オッスオラ神様皆元気にはじめましてだな。
まぁそんな怪訝な目で見るなよな。
ここは死んだ人間が行き着く場所天界。
天界の統治者である私神様の下に平和で静かな生活を送る場所なのだが・・・

「うっしゃー!これで私のしょーーーり!!!」

「ちくそ~!もうちょっとだったのに~」

あれ・・・?静かじゃないな・・・
なんだこのスポ根漫画の全国決勝みたいな雰囲気・・・

まぁあれですね。天界といっても広いのでスポーツで盛り上がるのもよろしいですね。

「これで私とお前のマスオパーチィー17~遺言~の戦績は99戦99敗になったわけだな」

ってゲームかぃ!
しかもなんだよそのバッタもん指数120%のゲームは。

「もー一回勝負だ花子このヤロー!」

「止めときなよ蓮緒~結局アンタ一回もかってないじゃん」
「うっさいこの負け犬がぁぁぁ!諦めたらそこで試合終了なんだよ!!!」

「もう蓮緒の試合終了してんじゃんか、しかも覆し難い大敗で。」

「まぁ確かに雪魅言う通りだわな。」

「ひでぶっ!」

4人でギャーギャーうっさい奴らは、天界の問題児軍団で、ゲームに勝ったのが花子、下界でトイレの花子さんと言われてたのがコイツの仕業でな人をトイレに引きづり込むとか色々変な都市伝説もあるけどそいつにそんな力はないよ。おそらくは噂が肥大化しただけで実際はトイレに居座って悪戯するだけの低級霊だ。
次になかなかドSな発言をしているのは雪女の雪魅。
コイツは雪の精で雪山で遭難した人を救助したり冷気を操ることが出来る上級霊だ。
ただし山を汚したり、木々を伐採しようとするとそいつらを氷漬けにしちゃう恐ろしい一面もあるゾ。
< 2 / 10 >

この作品をシェア

pagetop