キヲク
「あ……えっと、久しぶり」


男の人はそう言うと、私のベッドの近くのパイプ椅子に腰かけた。

怖い…

近いよ。



「あの…誰ですか?」

「記憶がなくなってんだってな。さっき医者から聞いた…。」
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