好きだけじゃダメ?!
ソファーから立ち上がったかと思うとコーヒーを入れてまた戻ってきた


「どうぞ」

コトンとまた暖かなコーヒーを置いてくれた

気が利くんだな、芸能人なのに・・・


「ありがとう」

「今度は冷めないうちに飲んでね」


頭をポンポンと軽く叩かれる

瑛士の手好きかも。って思った





大体のコンセプトが決まっていたのでマネージャーさんの大量の書物(?)のお陰で以外と早く終わった。

後は発注を掛けるだけ

でも、パソコンがない・・・・


困った・・・・

私は振り返りソファーに座る瑛士に目を向けると本を持ったまま眠っていた

そうだよね。
忙しいんだもん疲れてるはず


本を手から取り、何か掛けるものを捜しに私の部屋(使えといわれた部屋)に入る

そこにはきちんとベッドもあって服を掛けるラックも用意されていた。

凄い。これならすぐに住めそう。

そんなことを考えながらベッドにあった毛布を持ってソファーの戻る


「きれいな顔・・・」

眠っているのにきれいなその顔はやはり選ばれし者だということがわかる

毛布掛けてあげると顔が一瞬緩んだ気がしたけど目を覚まさず寝息を立てていたから安心した。
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