夕暮れ行進曲
 立花は指で煙突の輪郭をなぞり、まるでその瞳に夕焼けの色さを染み込ませているようにその場から動かなかった。


 俺もその様子を太陽が沈むまで眺めていた。

 俺はポケットの中のシルバーの羽のネックレスを握った。

 ゴミ処理場の低い唸り声が、今日はなんだかボレロのような行進曲に聞こえるようだった。
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