TOKYO TROUBLE HOLIC
昨日と同じ時間の、同じカフェ。
今日は好雄と、もう一人いた。
名前は、長谷 健二。
健二も好雄のようだった。
おどおどしてる。
好雄は緊張が和らいだのか、昨日よりはマシになっていた。
「あの、こ、こいつは僕の友達です。実は……こいつが、ス、スリで捕まったんです。」
隣の健二を見た。
こいつが、スリ?
そんな度胸があるように見えなかった。
「そうなんだ。でも、そんな度胸があるように見えないな。」
そう言うと、健二は下を向いた。
昨日もだけど、今日もイライラする。
慌てて好雄は言った。
「あ、あの、実は命令されたんです。スリを。」
命令でスリか。
最近の遊びは犯罪を交えて、社会の厳しさでも勉強してるのか?
とりあえず、好雄の話を一通り聞いた。

なんでも、好雄の学校にはボス的人間がいて、そいつが今回の主犯だそうだ。
名前は、白鳥 廣明。
スリルゲームという、廣明が一人に命令をし、犯罪を犯す馬鹿げた遊びを楽しんでるらしい。
今回は健二が命令され、スリを犯した。
廣明自身もスリルを味わいたく、自らが参加したんだと。
最初から一人でやってろ。
スリをしたのは、ここから徒歩二分のコンビニ。
そこの店長は何気、俺と仲が良かった。
とりあえず、そのコンビニに行き、なぜ不平等が起きたか聞きに行くことにした。


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