~天使はふたたび舞い降りる~
心の準備
廊下は真っ暗だった。

奈楠に会う前に
まっすぐ先生に会うように
連絡がきた。



答えは

危険な状態
放置すると3か月は持たない

骨髄移植
抗がん剤

治る確率は
低いが可能性はある

そしてもう少し
長く生きられる・・・・



  結局・・・命に
  期限がつけられた・・・


面倒な前ぶれが嫌いなのは
親父譲りか・・・・



可能性を信じて
長く生きられるなら
抗がん剤の
治療をするべき


それが医者の話だった。


今の状態でカゼをひけば
一気に重篤になる。


本人は退院を望んでいるが
外に出たら
弱った体がいつ悲鳴をあげるか
わからないから



入院をしていたほうがいい


治療を受け入れるように
サポートするのが
家族の役割・・・・



すぐには会えない


俺は冷静になる場所を
探した。
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