~天使はふたたび舞い降りる~
「すいません。」


「はい、いらっしゃいませ。」
俺は振り向いた。


そこには
見覚えのある男が立っていた。



「いいとこ勤めてるな~」


小さい時の思い出しかなかったが
それが林なのは
すぐにわかった。



「芳樹、立派なもんだな。」



「何か御用ですか?」


不精髭を撫でながら

「奈楠が病気だって
爺さんが言ってたけど?
入院はしてないんだな。」


「今仕事中ですので・・・」



「いや、あいつも仕事してるんだろ?
そろそろ親に恩返しでも
してほしいな~ってさ。」

< 281 / 426 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop