東京エトランゼ~通りすがりの恋物語~
「だって、そーじゃん。普段からヘソ出し、パンチラさせてるし…」

彼女はまだ何かを言おうとしていたけど、あたしはソレをさえぎって言った。

「別にあたし露出狂じゃないし、ワザとバンバン見せてるわけじゃないよ」

「でも、あの年頃の男子の頭ン中はエロいことしかないから、あんなSEXYなカッコで目の前ウロウロされたんじゃ、男子たちだってアイが気になって仕方なくなる、って」

「………」

あたしだって、その年頃の男子のことは分かってるつもり。でもクラスメイトのことを性的対象として見ているのかと思うと、なんかやっぱりイヤな感じがした。

「やらしいったら、ありゃしない。アンタ、うちのクラスの“女王様”として君臨でもしたいワケ?」

「あたし、別にそんなつもりじゃ…」

「おまけにこないだなんかチョコ配って男子みんなにいい顔するから、あれじゃあ、チョコもらった男子が“自分に気があるのか”って勘違いしちゃうじゃん」

「アレ、実質的には全部“義理チョコ”だよ」

「それでもね、たとえ義理でもチョコなんかもらったら、男子のアイを見る目は変わっちゃう、って」

「………」

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