【短篇】特別な呼び名
久しぶりに口にした【さ〜ちゃん】という言葉に顔を朱くしていると思い出したように私は、ヒロちゃんの特別だと思っていいんだよねと聞いてきた沙奈に言った。


「あぁ。お前は俺の特別だよ」


と…。

俺の言葉に感激した沙奈はもう一回言ってほしいとねだってきた。

こんな風に喜んでくれるのならたまには素直に気持ちを素直に表してみるのもいいのかもしれない。

でも、何回も言わないよ。

たまにしか言わないからこそ意味があると思うから…



END.
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