日直当番
「言ってる傍から何やってるんですか。見せてください」
伸びてくる進藤くんの手を私の手が阻止した。
「いいよ。こんなのなめてれば治るし」
「それは衛生的によくありません。ちょっと待っていてください」
今にも指をなめようとしている私に待ったをかけて、進藤くんは後ろの自分のロッカーに向かった。
ロッカーから取り出したのは小さい救急箱だった。
「いつもそんなもんロッカーに入れてるの?」
「もしものときのためです」
「保健室行けばすむことじゃん」
「保健室はなぜか人が大勢たまるので好きません」
「あっそ」
伸びてくる進藤くんの手を私の手が阻止した。
「いいよ。こんなのなめてれば治るし」
「それは衛生的によくありません。ちょっと待っていてください」
今にも指をなめようとしている私に待ったをかけて、進藤くんは後ろの自分のロッカーに向かった。
ロッカーから取り出したのは小さい救急箱だった。
「いつもそんなもんロッカーに入れてるの?」
「もしものときのためです」
「保健室行けばすむことじゃん」
「保健室はなぜか人が大勢たまるので好きません」
「あっそ」