日直当番
「ダサとか言うな。あいつも『ガラスの破片を手でかき集めたりしないでしょう?』とか言って馬鹿にすんだよ」


ちょっと進藤くんのマネをして言ってみた。


「バカじゃん捺乃」


軽く笑って卵焼きを食べながら由理が言った。


「こいつせっかく進藤が手当してやったのに、態度がムカつくからってあいつのスネ蹴ったんだってよ。ありえなくね?」


「ひっどーい。進藤くんかわいそー」


ふたりは私のことを箸で指して軽蔑するような目で私を見た。












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