ともだち
「痛っ…」


祐実が去って行ったあとも、いつものノリだと思ってたし、特に気に止めていなかった



「じゃ、次は適当に班作って」


先生の指示で、あたしは涼香達の班に行こうとした。



涼香と祐実と愛華がもう机に来ている


「あ、入れて〜」





「は?無理!」

え?

愛華の言葉に驚ろいた


無理って・・・


「由樹も入れて!!」




「いいよ〜」


え?なんで

なんであたしはダメで、由樹はいいの?




周りがどんどん席に座っていくなか

あたしはどこにも座れなかった





「ここ座る?」



「え?」


美香が隣の席を指差す



美香と一緒の机に座るのは少し抵抗がある


「え、いいよ...」


「それじゃ、どこにも座れないじゃん」




「・・・」


あたしは無言で隣の席に座った





なんでこうなったの?



なんで―?

あたしが祐実にひどい事をしたから?



じゃあ、あたしはどうなの?

あたしだって、変なあだ名をつけられて傷ついてるんだよ?



なんで?

なんでよ!?


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