『私も歩けばイケメンにあたる♪』
「そういう、栞は
どうなの?」
雅が負けじと聞き返す。
「あ、私も気になる。
なんか、
さっきも、
心さんと2人になってなかった?」
私がつっこむと、
栞は、
ふふふ、
と意味深に笑った。
手には、なんと、
Vサイン。
「「まさか!!」」
私と雅が同時に突っ込む。
「へっへ~。
実は、さっき、
2人でデートしようって、
映画に誘っちゃった。」
「すごい!」
「自分から誘ったの?」
「いつの間に?」
「なんて返事されたの?」
矢継ぎ早な私と雅の質問に、
まあまあ、
と、両手で制すると、
栞は、得意げに笑った。
「今日、釣りしてた時、
二人で話したら、
けっこう、盛り上がってね。
『もうちょっと
よく知り合いたいな~、
って思うんだけど、
2人で映画に行きませんか』
って言ったら、
『俺も、栞ちゃんに
興味あるから、いいよ』
って。」
「「きゃ~!!」」
私と雅の
黄色い歓声が響く。