『私も歩けばイケメンにあたる♪』
⑪誤解

次の日。

授業が終わると、
早々に栞と二人で、電車に乗り、
雅との待ち合わせのファミレスへ急ぐ。


「雅!」

私が店内に入ると、
雅は先に着いていて、
すでに、ドリンクバーを注文していた。


「来てくれてありがとう。
二人とも。」

雅は、力なく微笑んだ。


「私までついてきて、
ごめんね。」

栞は、私宛のメールを自分が一緒に見てしまったことを
気にしていた。

「ううん、そんなことないよ。
ひかりと一緒に、
栞が来てくれて嬉しい。

みんなに話を聞いてもらいたい気分だったから。」


私と栞も、席について、
ドリンクバーを注文した。

< 253 / 462 >

この作品をシェア

pagetop