The Last Lie

『…なんか、逆にごめん』

そう言って苦笑いする五十嵐君に見送られ、私は学校を後にした。

私の家は歩いて20分位。柚杞と付き合いだしてチャリ通は止めていた。
学校に戻る時は愛車に久しぶりに乗ろうかな、なんて思いながら歩いてた。

私の家は学校の前の駅から近い住宅地にある一軒家。

駅はわりと賑わっててそれなりにでっかい道路やら交差点もある。
その中でも厄介な信号に引っ掛かった。ここで待ってたら5分位ロスする。

五十嵐君はもう全然怒ってない様子だったけど、やっぱり待たせるのは悪い。

そう思った私は普段は通らない抜け道を使うことにした。あんまり変わらないかもしれないけど、じっとしてるよりマシな気がした。


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