PRIDE<短編>
今日も仕事が終わると
彼にメールをした。
最近の日課。
先に仕事を片付けた方からメールを送る。
いつの間にか
それがあたりまえになっていた。
<やっと終わった!!白崎さんはまだ?>
返事はすぐに返ってくる。
<俺もちょうど今終わった。飯でも行く?>
<じゃあ、いつもの場所で待ってるね。>
彼に返事を送り
トイレの鏡でメイクを直した。
鏡に映るアタシは
とても綺麗だ。
この顔と話術で
何十、何百人の男を落として来た。
落とせない男なんて居なかった。
たった一人の例外
白崎 智哉を除いては。
だけどそれも
今日でお終い。
アタシは
"落とせない男なんて居ないアタシ"
に戻る。
今日で
白崎を
落とす。