鬼畜な俺様執事


朔夜は私に近付いた。



耳元に唇を寄せてくる。



朔夜の香りが鼻をくすぐる。



「好きなやつに相手、してもらえなかったから」



そう言ってスッと離れ、私に背を向けた。



朔夜……もしかして



「赤くなってる……?」

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