鬼畜な俺様執事
女性は案の定、朔夜のお母さんで、朔夜は私を簡単に紹介してくれた。
ソファーに腰掛けるとお茶が用意され、座ったお母さんに、朔夜が言った。
「ききたいことがあるんだ」
なぁに?と視線で促すお母さんは、口元に湛えていた笑みをそっと下げた。
「俺は、父さんと血の繋がりがあるよな?」
朔夜のお母さんは、はっとしたように目を見開き、唇を震わせた。
その反応に、私は不安になった。
やっぱり、私たちは……
そう思っていると、朔夜のお母さんが、ポタリ、と涙をこぼした。