鬼畜な俺様執事


「岡谷さんって方がお見えになって、

『ご主人と朔夜さんは血の繋がりがあるんですか?』

ってきいていったわ……」



そう言って、ふぅ、と溜め息をつく。





私の知りたい答えは、おばさんが持っている。



私はドキドキしている心臓に手を当て、そっとおばさんをうかがった。



朔夜も無言だった。



三人の様々な思惑が入り混じり、時が流れていく。


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