あたしと彼のオトナな契約
「たまにはいいな…メロンソーダの味?」
「…へ?」
思わずキョトンとしてしまった。
何を急に言い出したんだ晋也さんってば。
「いやキスもたまには刺激がないとな?」
「なっ……に言ってんの? 意味分かんない。 バカでしょ。 っていうか、眼鏡邪魔だって」
うわ…
なんか一気に暑くなってきた…
あたし今、絶対顔赤くなってる…
晋也さんはJJの活動の時には滅多に眼鏡かけてこないのに、今日は珍しい。
今まで晋也さんの眼鏡姿は、家でしか見たことなかった。と、思う…
っていうか、あたしがメガネフェチなのを知っててかけてきたわけ?
バカ…
意識しちゃうじゃん。
「…何顔赤くなってんの?」
隣でクスッと晋也さんがからかうように笑う。