あいつを抱いたあの日から。
親も、
期待も。

ただ、
ぼーっとしながら天井を見つめる。

そのとき……

ピーンポーン……

家のチャイムがなった。

ギィ……

「………み…と…?」

七島未都。

俺の幼なじみ…だけど、
中学校に入学して以来だった。

「いきなり…ごめん」

未都は焦っていた。
俺になにかを言いにきたのだろう。

「まぁ入れ。」



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