March−彼との15ヶ月−
(エスカレーター、反体側か。)
2階の入口から入って、
上の道案内を見る。
履いてる靴が滑りそうなフロアに、
数人が雑談をしながら横に広がり歩いていて、
私は間をすりぬけて、
エスカレーターに乗る。
3階パウダールーム。
バッグを鏡前の台の上に置いて、
点滅してるケータイを開く。
《ごめんなさい、電車が遅れてて、20分遅刻しちゃいます》
今日待ち合わせしている、さきちゃんは、2週間に同じバンドが好きなコミュニティで知り合った。
ケータイの『Toy』サイトで。
あんまり人を信用しないし、疑うことが多い私が、なんですぐ連絡をとったのか、
今でもわからない。
(遅刻なんて、ただでさえ2次会から参加なのに、どうしよ…自己紹介とか終わってるんじゃん?)
そんな不安をよそに1人で行けるわけもなく、待ち合わせ場所に20分後にいた。
『はじめまして、マキです!よろしくね(^-^)/』
緊張がすぐ溶けるような、親しみやすさで声をかけられ、
ホッとした私がそこにいた。
2階の入口から入って、
上の道案内を見る。
履いてる靴が滑りそうなフロアに、
数人が雑談をしながら横に広がり歩いていて、
私は間をすりぬけて、
エスカレーターに乗る。
3階パウダールーム。
バッグを鏡前の台の上に置いて、
点滅してるケータイを開く。
《ごめんなさい、電車が遅れてて、20分遅刻しちゃいます》
今日待ち合わせしている、さきちゃんは、2週間に同じバンドが好きなコミュニティで知り合った。
ケータイの『Toy』サイトで。
あんまり人を信用しないし、疑うことが多い私が、なんですぐ連絡をとったのか、
今でもわからない。
(遅刻なんて、ただでさえ2次会から参加なのに、どうしよ…自己紹介とか終わってるんじゃん?)
そんな不安をよそに1人で行けるわけもなく、待ち合わせ場所に20分後にいた。
『はじめまして、マキです!よろしくね(^-^)/』
緊張がすぐ溶けるような、親しみやすさで声をかけられ、
ホッとした私がそこにいた。