〈実話〉いつの日か…
『やっぱ難しい。』


『ダメって言われた?』


『ダメとは言わないけど。なんかジャンボの存在が気になるみたい』


『だよな…状況が状況だもんな。』


誰にも理解されないと思うけど、私達はお互いを必要としてる。


理解されない関係でも何か違う…


いつもと違う…


感じた事がない思い


表せないぐらいに大事な存在…


今だけって言われるかもしれない


けど本当に違う。


そんな予感がする。


ジャンボとならって…


『日曜、俺も休みだから家探ししてみる?』


『いいよ。』


初めて二人だけで会う


『日曜ジャンボと家探しに行く。』


『また勝手に決めて!お金もないじゃない』


たしかに…


出たい思いはあるけどカツへの払いもあるし、貯金もない。


『そんな簡単にうまくいくと思う?カツ君に見られたらどうするの?性格知ってるでしょ?』


『大丈夫だよ。カツには知られないように真逆の方で探すし。』


『だったら自分が思うようにしたら?』


少し突き放すように言った。


見るだけだもん。


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