〈実話〉いつの日か…
ジャンボとの家探し


『適当に不動産入ってみるか!』


『うん。ウチ方向オンチだから任せた!』


私はなんとなく印鑑まで準備してた。


契約出来ないけど、必要であろう物は持ってきた。


『あった!ここ入ってみるか?』


一件目の不動産


『アパート探してるんですけど。』


『ご夫婦ですか?』

『違いますけど、婚約者です。』


いきなりのジャンボの言葉


思わずジャンボを見てしまった。


『家賃はどのぐらいをお考えですか?』


『五万以内で二部屋ぐらいがいいんですけど。』


なんかジャンボが決めちゃってる。


『でしたら、ここなんてどうですか?』


パソコンに希望した部屋が何件も写し出されてた。


ズラーッと並ぶ部屋の間取りとかを見て私の目に一件のアパートが飛込んできた。


2LDKの部屋


キッチンが12畳もある。


洋室と和室が一部屋ずつ。


『この部屋気になる』


『見せてもらえますか?』


『大丈夫ですよ?場所わかります?』


『ナビで見ながら行きます。』


『申し訳ないですがカギを渡すんで、ゆっくり見てきて下さい。』


< 164 / 213 >

この作品をシェア

pagetop