〈実話〉いつの日か…
『ちょっと前からっすね。』


『前から仲良かったもんな。離婚の原因はお前か(笑)』


『違いますよ。』


思わず大きい声で言ってしまった私。


そこだけはって思いでつい言った。


『冗談だって!』


『キツイ冗談っすよ。』


『社内恋愛かぁ。知ってんの俺だけ?』


『今んとこは。』


『隠すのってドキドキしねぇ?俺ならヤバイなぁ。燃えてくるわ(笑)』


また始まったベェさんのエロの世界…


ベェさんは私達を変な目で見る事もなく、それどころか『頑張れよ。愛弓ちゃんは俺の可愛い愛人なんだから』とベェさんらしい言葉で応援してくれた。


あんな状況で始まった恋


初めて知った愛だから壊さないように大事にしたい。


いつまでも支え合って愛し愛されたい。


結婚しなくてもいい。


紙一枚の事だし


コウキの隣でずっと笑ってたい。


一緒に居れるだけでいい。


他は何もなくても変わらずに愛せる自信ある


どんな事もコウキとなら乗り越えられそう。


やっと手にした幸せを大事に大事にしたい…


私は自分がしてきた事を後悔しつつも、それがあったからこその最高の幸せなんだって思った。


カツとの出会いに結婚もきっと意味があったんだよね?


たしかに傷は深いし消えるか分からないけど


やっぱり意味があるって思う


そう思いたい…


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