〈実話〉いつの日か…
私は前みたいにコソコソしなくなった。


完全にじゃないけど。


段々と普通に出来るようになってた。


カツが怖い怖いって言っても思ってもダメかなって思って。


怖い思いは消えないと思う。


例えば、何年かしてカツの姿を見たり会ったりしたら私の記憶が蘇り恐怖でいっぱいになるだろう…


今を大事にしたいから私は、なるべく考えないようにした。


皆みたいに普通の生活がしたくて。


幸せな事も楽しい事もこの恐怖でぶち壊してしまう事もあった…


そんなのもウンザリ…


ずっと考えて生活するのも


離婚しても怯えながらの生活


考えたくない。


前進するために私は考えないようにした。


ふと思い出してしまい事もあるけど。


努力した。やっぱりカツと言う恐怖は私に深い傷を残してる。


だから考えてしまったり…


私はプラスに考え気持ちを落ち着かせた。


少しずつ…ゆっくり…


コウキも私の深い傷を癒してくれる。


たくさんの愛に優しさをくれる。


強くならなきゃ。


カツ?私あなたが怖いです。

忘れようとしても消えません。

忘れたつもりでも心の奥のどっかに潜んでます。

けど私は負けない。

乗り越えてみせる。

コウキとゆっくり時間をかけて…


私は胸の中で呟いた。


乗り越えられる。


そう信じて…


当たり前を求めて…


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