キミのトナリ
食料品を買いに
スーパーに行ってきた。
アタシは
両手いっぱいの
荷物を持って
家路を急ぐ。
その時
携帯のマナーの
振動がアタシを呼ぶ。
携帯を開くと
そこには
隼人の名前が
メールが来ていた。
メールを開くと
『やっばり仕事で遅くなる』
そう
書いてあった。
『わかった』と
メールを返す。
チョットがっかりした。
腕を振るって
作るはずの料理は
意味がない。
アタシも今日は
外食しようと思った。
なんで
外食しようと思ったのか
それは
わからない。
でも
きっと意地悪な神様が
意地悪をしていたんだね。
この間
見つけたばかりの
レストランに行こう。
そう思い
一回
荷物を置きに
家に帰った。
そして
ラフな格好で出掛けた。
初めて
隼人と出会った
あの
歩道橋を渡り
アタシは
レストランへと
向かう。
あの歩道橋は
いつもと変わらず
その場所に建っていた。
ついつい
懐かしくなってしまう。
例えば
この先
隼人と何かあっても
アタシは
この歩道橋さえ
ここに
建っていれば
隼人と
離れる事は
無い気がする