ただキミと一緒にいたかった
「おっはよ~~~!」
ガラガラと
少し古いドアを開け
教室に一歩踏み出した。
──話すべきかな。
ふっと浮かんだ。
でも、
美咲の過去は
あたしだけが知ってればいいこと。
別に話す必要なんてないよね。
よしっ!
別にいーやっ笑
あたしの席は窓側の一番後ろの
“一番寝れる席。”←おい
だから
そこまで歩いていく。
一歩一歩進むたびに
声を掛けられた。
「美咲さんとよかったね!!!!」