ただキミと一緒にいたかった

メールを送り続けて2週間くらい経ったある日。




家に帰って

また、着てないだろうと
思いながらもメールボックスを開くと


たった1通

メールが届いてた。




美咲からだった

内容はひどく簡単なものだった。





「なあ、お前の夢って何?


今日、夜電話できそうだから
暇だったらかけて。」




たったそれだけだった。




でも、嬉しかった。



美咲が元気でいることに。


っというか

元気にしてるかどうかは分からないけど


ちゃんとメールを見ててくれてるんだ、

って思ったことと・・・



あたしという存在を忘れていなかったことに。




内容の、夢っていうのは
よく分からないけど、

今は
美咲が元気に過ごしてくれてればそれでいいかな。


夢なんて
考えたこともなかったなぁ。

美咲はあるのかな?夢が。
< 207 / 257 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop