ただキミと一緒にいたかった

変体野郎はそのまま無言で落ちた





「あの・・


ありがとう。」




「おう。」




また沈黙が続くと思ったから

「俺のモノって?」


ってうったら




返事が来た瞬間



うぬぼれてた自分に


「死ね!!!!!!!!!!」


と1万回は連呼してやりたくなった






「あ、お前俺の背もたれだろ?

背もたれいなくなるとか、
超ダリーし」







───・・・


所詮背もたれ

たかが背もたれ








DIE!!!!!

と連呼したい気持ちは膨らんでたけど



それ以上に

それに反発しようと



啓吾の背もたれ宣言に

どこか嬉しかった。



あたしは
君の“特別”になれたかな?
< 32 / 257 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop