チェリーをあげる。

不思議。


今までの私はあの手この手で渡さんを何とかしたいと思っていたけど、


心のあり方ひとつで渡さんは私に笑顔を見せてくれるんだもん。




今じゃ多忙な彼を無理矢理連れ出そうとか思わなくなったし、


渡さんと一緒にいられるならどこだって天国に見えてきたし、


彼の細かい小言も、


ボロ車のガタガタ言う音だって全然気にならなくなってきたよ(笑)。




渡さんの予告どおり、ホントにロマンチックなシチュエーションはかけらもないけど、


彼が側にいてくれる…


私はただそれだけに感謝できるようになっていた。
< 312 / 324 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop