チェリーをあげる。

渡さんがいなくなってから、私はちーちゃんを責め立てた。




「ちょっと、ちーちゃん…!どうして余計なことしてくれたのよー!せっかく水着姿の渡さんと一緒にいられるチャンスだったのにぃ…!」




そう文句をたれると、ちーちゃんは




「だって、昨夜渡さんとどうなったかまだ聞いてなかったし、場合によっては今後の作戦を練り直さなきゃでしょ…?つべこべ言わないで、ほら、早く行こ…!」




と私をさっきのパラソルの下まで引っ張って行った。




結局、ちーちゃんとひろぽんと改めて作戦会議をすることになった私。




ちーちゃんにも昨日は何もなかったことを告げると、




「そっか…。でもまだ今日の午後と今夜と、なんなら明日の朝もあるんだから、そんなへこんでないで頑張ろうよ」




彼女はそう言って励ましてくれた。




そんなふうに励まされても、こっちとしては全然元気出ないんですけど…。




私が膝を抱えると、ひろぽんが腕組みし始めた。




「楽しい夜を迎えるために…。そうだなあ…」
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