チェリーをあげる。

ちーちゃんとお風呂に入った私は、体のすみずみまでこれでもかというくらい念入りに洗った。



そして風呂から出ると、


下着を着けずに、ちーちゃんが持って来てくれた黒いキャミワンピースを着た。



これ1枚じゃ下がスースーするし、丈が短く露出も多いから、


「こんなの恥ずかしーよ!」と言ったら、


ちーちゃんは「別に透けてないし大丈夫!」とか言って、他人事のように笑った。


(そりゃ、確かに他人事ですけど。)




それからちーちゃんは私を自動販売機のところまで連れて行き、


「部屋に戻ったらふたりでこれを飲みなさい」と言って、


中高年のおじさんが飲むような栄養ドリンクを2本買ってくれた。



言われるままそれを両手に持ち、別れ際にちーちゃんの部屋の前でお礼を言うと、


彼女は「それじゃ頑張ってね。明日いい報告待ってるから」と言って部屋に入って行った。
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